51FUGA
平成22年4月以降車新規制加速騒音認証済み 注)弾丸タイプは未承認になります
保安基準適合 Y51系 新型フーガ VQエンジンの素晴らしさにとりつかれて以来この車をずっと買おうと思っておりました。そしてとうとう購入してしまいました。 トヨタ車の陰に隠れてしまい不人気で登録台数も少ないのですが、広く豪華な室内、ハイテク満載の素晴らしい走り、ヨーロッパ車顔負けの硬質な足回りなど本当にいい車です。これはやり甲斐がありそうです! 普通のマフラー開発と違ってカッコ悪すぎのグリルなど、この車の欠点を直していこうと思い色々開発しました。 さらにマフラーの法規制も変わり加速騒音試験、排気ガス試験などコンプライアンスに関する試験を数多く受けて合格しなければならず、より多くの時間がかかってしまいました。今こうして皆様方にお伝えできるのがとても嬉しいです。 さて開発に取り掛かりますが、前回も書いた通りこのVQエンジンはアフターマフラーに交換すると一番いい音が鳴ります。惚れ惚れする音を堪能していただけたら幸いです。 基本的に作りは前モデルと変わっていないので今まで通り数多くのラインナップを出していこうと思います。2.5L、3.7Lどちらも設定がありますのでご安心して購入してください。なお本文は3.7Lをベースにして書いていきます。 まずはノーマルマフラー。 基本的に前モデルと変わらず細く抜けの悪そうな形状で、タイコはデブく消音していそうな形です。 まずはシングルテールからラインナップしていきます。 (左右シングルテールは全てバンパー無加工で装着できます) |
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Brase 122 x 80 オーバルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:約83db前後 | |||||||||
オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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VELSS ヴェルス 122 x 80 オーバル | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約83db前後 | |||||||||
Premium HF 115Φ カールテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約83db前後 | |||||||||
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Gramble EX. & Gramble Ti 115Φ スラッシュカット | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約83db前後 | |||||||||
平成21年度以降の新規登録車に付きましては、 |
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Gramble-X 115Φ スラッシュカット | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約83db前後
最大7cm程スライドします。 |
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平成21年度以降の新規登録車に付きましては、テール先端が2.5Rのカール形状になります。新保安基準適応の為で御座います。 |
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ここで音や性能など開発のお話をします。 3.7Lをメインに、そしてフロントパイプからテールまでのすべてを交換していく積りで書いていきます。 もともとVQ35エンジンは中低速重視型でトルクモリモリなのですが高回転が苦手でNAのくせにスポーツカーらしくないエンジンとなっていて、Zなどに載せるには少々無理があったと思います。 しかし今回のVQ37は排気量が大きくなったけれど高回転が改善され気持ちいい吹け上がりに、その代り排気量が大きくなったくせに低速トルクが無くなっています。これは私の腕の見せ所ですね! まずリアピースを交換しますが、これだけでは音もほとんど出ませんし性能もほとんど変わりません。後日パワーチェックをしますのでご参照ください。 しかし音が出ないといって音量を出すように簡素な作りは致しません。ここが重要なのですが、逆にリアピースのみで“そこそこ良い音”が出ていたら要注意です!それはトルクの“溜め”の無い抜けすぎのマフラーを意味します。 本来しっかりと排圧を確保して作った静かなマフラーでも中間、フロント、触媒と次々作っていくとその度に音量が大きくなっていくので必ず満足していただけると思います。後のステップアップに楽しみを残しておいてください。
さて3.7Lの排気量ですから片側1.85L。これにかける最適な排圧は分かっていますのでオリフィスの口径は決まりますが、低中速トルクをもっと稼ぎたいのと将来エキマニまで交換して音量がさらに大きくなるのを踏まえてロングオリフィスを使用することにしました。 皆さん、このフーガのマフラーは中間、フロントパイプは勿論のこと、スポーツ触媒、エキマニまで交換してどんどん真価を発揮していく高い性能を持ったマフラーです。是非ご体験ください。 トヨタ車と違い左右独立レイアウトを最初から持っておりますのでフロントパイプ60ΦW→76Φ。中間部76Φ→60ΦW リアピースオール60ΦW→リアタイコの内部に2重管オリフィス構造と、完璧なチャンバー構造を実現できます。 トヨタ車で書いたタイプB構造、ステージアで書いたタイプB構造。高価な金額をかけて特別なパイプ径を採用した構造が最初から標準で備わっている特別な車です。これを利用しないわけには行きませんよね。 |
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フロントパイプ | ||||||||||
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中間パイプ | ||||||||||
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ここでスポーツ触媒とZEESハイパーコンピュータについて書きます。 ノーマルの抜けの悪い触媒を抜けの良い、しかも高価なレアメタルを大量に使い排気の浄化を完全に満たした当社スポーツ触媒。交換するだけでパワーアップが体感出来さらなるスポーツサウンドを奏でる自信作です。 しかし・・・VQ37エンジンに装着すると必ずエンジンチャックランプが点灯します。これは他社メーカーの触媒を装着しても起こりますので異常ではありません。逆に点灯しないのならばそれだけ抜けの悪い触媒なのではないのでしょうか。 色々調べていくと高回転域の燃調には何の問題もなく、低回転域のある一部分の空燃比が少しずれるためにチェックランプが点灯することが分かりました。 環境エンジンの為この辺の燃調はシビア、燃費を稼ぐためなのでしょうね。この辺他社メーカーの触媒、コンピューターを付けてZ34、V36スカイラインオーナーで悩んでいる方がいたら当社にご連絡いただければいつでも対応できます。 そしてどうせコンピューターを解析したのならばVQ37になってからのあの遅い、どうしようもない低中速のもたつき、トルクの無さを何とかしたい! これはスロットルコントロールに原因があるのです。ご存知の通りこのタイプのエンジンは電子スロットルで運転手が踏んだスロットルの動きをそのまま反映していません。 VQ37に至っては低中速時、たとえば30%スロットルを踏み込んでもその半分、15%ほどしか実際には開いておらず、だから車が走らずこれでは気持ちいい走りなんてできるわけがありません。 すべては燃費を向上させるためにメーカーが施したセッティングです。これをリニア以上の踏んだよりももっと実際にはスロットルを開けるセッティングでグイグイ走るようにします。 高回転域はエンジンが壊れない安全マージンを取った上で出来るだけ薄く空燃比をセッティングするだけですから問題ありません。これもエアクリーナの形状、オイルクーラーを装着しているかいないかで細かいセッティングをいたします。 こうしてジース初のコンピューターを発売することになりました。 皆さん是非ご体験ください。 |
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スポーツ触媒 | ||||||||||
VIA法的検査機関排ガス試験合格 | ||||||||||
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ハイパーコンピューター(現車合わせ) | ||||||||||
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そしていよいよ4本出しマフラーです。 私もそうですが、とにかくカッコよく、皆と一緒では満足できない究極のマフラーはやはり4本出ししかありません。しかし新型フーガはバンパー加工が必要ですし、切りっぱなしでテール部分の折り返しがバンパーに無いとカッコ悪いし色々な障害があります。ですから専用リアアンダースポイラーも制作してしまいます。 究極のマフラーの完成です!! 新開発のブレディス、ヴェルス、スポーティーなアリッシュ、ラグジュアリーなユーロなEUがあり、各タイプにスライド交換可能なXシリーズを用意し、Xシリーズは後からテールにも交換出来、バンパーに合わせて長さ調節、段違いにも出来ます。 |
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Brase-D 120 x 80 オーバルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:約87db前後 | ||||||||||
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オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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Velss-D 120 x 80 オーバルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:約87db前後 | |||||||||
オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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Brediss 93 x 83 オーバルテール | ||||||||||
オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※ 音量参考数値:約87db前後 | |||||||||
Arixsh 90Φ 2重管デュアルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:約87db前後 | |||||||||
平成21年度新規登録車につきましては、テール先端が2.5Rのカール状のテールになります。 |
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Preceus 90Φ デュアルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:約87db前後 | |||||||||
VELDISS ヴェルディス 93 x 70 オーバル | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約87db前後 | |||||||||
EU 85 x 80 スクエアデュアルテール | ||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約87db前後 | |||||||||
バンパー加工の方法を載せておきます。 |
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純正開口部の左右を拡大するだけですので難しいことはありません。一番大きなテールを装着するためにあたって数値が分かるようにしておきます。なお一番大きなテール、Velss,Brase-D(デュアル)は後ろのフレームのつばの部分が少し干渉します。削ってタッチペンが必要です。 |
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■ 専用リアアンダースポイラー | ||||||||||||
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最後にグリルの制作です。 純正の写真も載せておきますので比較できると思います。なぜに純正はあんなにカッコ悪いのでしょうか?下側の横への出っ張りなんて許せません。カッコいいグリルを作ってしまいましょう。 しかしいざ始めると大変でした。何せ初めてですし、モールは?エンブレムは?色々な事を思い、いっそのこと全てオプションにて装着できるようにしました。 したがってスパルタンな単品。インフィニティマークが付けることの出来る土台部分、ゴージャスなモール付きと3パターンの組み合わせで、それぞれの部品を別売いたします。 |
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フロントグリル | ||||||||||||
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今まで長い説明を読んでくださり有難うございました。しかしパワーアップなどこれは私自身の主観に過ぎないと思われるお客様も当然おられると思いますので最後にパワーチェックをしたいと思います。 私自身マフラーメーカーを立ち上げる前まではTBと違いNAはせいぜい3〜5psもパワーアップすれば良い方だと思っておりました。なぜその様に思っていたかといえばやはり雑誌にそう書いてあったからです。 雑誌を読んで知識が付いていたということですね。しかし実際現実にやってみると全然違います。 TBは同じデータが出ますがNAはまったく違うことに最初は驚きました。特に当社が排圧をしっかり考え計算するようになってからです。 2サイクルエンジン車の様に適正な排圧をエンジンまで跳ね返らせてチャンバー効果を生み出すと3Lクラスでは20〜30ps以上もパワーアップすることがあるのです。信じられませんがこれは凄い事ですね!
先日ようやくパワーチェックをしてきました。 今回は合計5回、その日のうちに測定、交換を繰り返し本当に大変でした。しかもこの車ギヤ比1.0の5速7,500回転で約300キロ出ます。怖かった! 更に全開走行後の触媒の熱い事と言ったらたまりません。何か所も火傷して帰って来ました!!
まずはノーマルから。 いきなりすごい馬力で297.9PS。いつもの一番辛いデータの出るシャーシーダイナモでこの数値は凄いです。VQ35のステージアより70PSもパワーがあります。このフーガは新車ですから良い数値が出たのでしょうか?これはこの後パワーアップするのか心配になってきました。
続いてリアピース交換。 299.6PS。ノーマルから1.7PSのパワーアップです。やはりリアピースだけでは大したパワーアップはしませんね。フロント、中間などの抵抗が大きいためと思います。音もノーマルとほとんど変わりません。
続いてリア+中間ピース交換。 305.3PS。ノーマルから7.4PSのアップです。うーん、なかなかパワーアップしません。私自身10PS以上パワーアップすると思っておりましたのでこの数値は満足できません。やはりノーマルですでにパワーがありすぎたので難しいのでしょうか?NAエンジンで7.4PSもパワーアップするのですから十分なのでしょうか? しかしこれでVQエンジンの良い音が出てきました。やはり中間ピース交換はいいですね。 299.6PS。ノーマルから1.7PSのパワーアップです。やはりリアピースだけでは大したパワーアップはしませんね。フロント、中間などの抵抗が大きいためと思います。音もノーマルとほとんど変わりません。
続いてリア+中間ピース交換+フロントパイプ交換。 更に8PS上がって313.3PS。ノーマルからは15.4PSのアップです。これは凄い!このエンジン凄くパワーがある分ノーマルの細いパイプ径、つぶれた集合部がよほど排気抵抗になっていたのでしょうね。 最後に触媒交換。 圧巻の327.1PS。フロントパイプ交換から更に14PS近くのパワーアップです。 これだけパワーアップする触媒ですから皆さんもぜひ体験していただけたら幸いです。先日排気ガス検査をクリアーしてまいりましたので安心してお乗りいただけます。 これだけ排気効率の良い触媒ですのでエンジンチェックランプが点灯します。コンピュータとセットで交換してください。車速をみてお分かりだと思いますがリミッターを解除しないことにはどのみちパワーを発揮できません。 苦労はしましたが満足のいく結果で、遣り甲斐のあるパワーチェックでした。
オーナー様のご参考になれば幸いです。 乱筆お許しください。 |
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株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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