MERCEDES R231 SL Vol.2
メルセデスベンツR231 SL フルモデルチェンジによって全く新しくなりました。思えばベンツは国産と違いフルモデルチェンジするとプラットホームごと新設計します。トヨタなどは2世代ほど同じボディを使いまわしてコストを掛けない体質ですが、流石ドイツ車は違いますね。 まずは350から。 純正マフラーを切断するので加工しやすい位置、分かり易い設計をする必要があります。 今の環境エンジンは触媒がかなり細かく音が消えており、昔のような大きな音が出ません。このまま乗っても爆音じゃないです。タイコのスペースなど車体は私のAMGと同じなので同じサイズのタイコを使い350の排気量に内部構造鵜を合わせていきます。パイプ径はノーマルに合わせて60φを使います。 この車は片側1750ccのNAなので昔からジースで採用しているベンツV6用オリフィスを使います。このエンジンの特性を完全に理解していますので低速から高速まで全域で立ち上がりの良い気持ちのいいパワーフールになると思います。ただ一つこの静かな車で普通にオリフィスを使うと音がなくなってしまいますので口径は変えずショートタイプのオリフィスを使い音を確保します。 そして完成! ノーマフディフューザーにマッチしたマフラーが完成しました。 価格はハーフステンレス206800円(税込)、オールステンレス250800円(税込)です。
続いてSL550。
4.6LツインTBエンジンのため350より一回り太い65φのパイプ径がフロントからリアまですべてにわたって採用されています。さすがメルセデスで細かい部分など全てに専用設計されていて真剣な車両づくりが伝わってきます。当然口径を絞ることなく65φパイプを使い取り付けるバンドも一回り太い専用バンドを使います。350と同じ位置で切断し同じ要領で作っていきます。
この車はTBなのでタイコ内部の口径も絞ることなく完全ストレートで制作しました。これでも音は静かで加速騒音試験も難なくクリアーできるでしょう。 そして完成! ノーマルディフューザーにマッチしたシュレンザーが完成しました。 |
そしていよいよ63AMG化に入ります。 このリアアンダーはさらに難易度が高く、専用のショップさんで交換してもらわないと交換は厳しいと思います。 まずはリベットの多いこと!これを全部ドリルでもんで外していきます。 裏側にはバックランプの他に足でトランクの開閉をするユニットとセンサーが付いており後で配線の通し方をよく理解しながら外していきます。 手が入らないうえに一度はめたらはずれない地獄式の爪がいっぱい取付けてあり本当に外すのが大変です。それでも出来るだけ爪を折りたくないのでCRCを振りかけながら上下左右に慎重にピンを外します。それでも半分ほど折れました。仕方ないですね。 |
そして取り外したリアアンダーからセンサーとユニットを63AMG用に移植していきます。 写真ではセンサーが1つしか見えませんが実は上側にもう1つあり、リアアンダー取り付け時に同時に爪を入れる構造になっており大変難しい取付です。ここまで来たらあとは63用テールカバーを借り付してマフラーテール位置と合わせます。 写真を見てお分かりだと思いますが63用は開口部分が広く、しかもテールがデュアルに増えた分内側に来ます。したがってノーマル用と63用ではテール位置が違いますので(長さも違います)専用テール位置になります。 |
そして完成! 完璧なマッチング、そして本当にカッコいいです!! 価格:63AMGディフューザー専用タイプ ハーフステンレス 217800円(税込) |
大満足のマフラー開発でした!! 最後まで読んでくださり有難うございました。 |
乱筆お許し下さい。 |
株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
| このページのトップへ |