UZZ40
※ 画像の商品は全てオールステンレスタイプになります。
保安基準適合 寒くなってまいりました。 あれからかなり乗り込みグラスウールの焼け、熱硬化が進んでかなりいい音になってきました。こんなにいい音、是非聞いていただきたいので近日アップします。皆さん聞き惚れないでください!! ようやくパワーチェックをしてきましたので報告いたします。又新たに新マフラー“アリッシュ”が追加されましたので同時に記載しておきます。 いつも当社製品を使用していただき有難うございます。 皆様からのお褒めの言葉、お叱りの言葉を沢山いただき、いろいろな視点からのご意見を1つ1つ胸に刻み込み今まで何とか頑張って来られました。これからも宜しくお願いいたします。 さて、当社お得意の(単に私が好きなだけなのかも?)大排気量GT車トヨタのフラッグシップカー ソアラ&レクサスSCにスポットを当て開発して来たこと、私自身が感じたことをお伝えしたいと思いこのページを作りました。皆様の参考になれば幸いです。 まずノーマルマフラーですが、“ショボイ”の一言ですね。テールは下に向いてお辞儀している、スペースの厳しい部分はパイプを潰しまくって完全に排気効率を無視しています。これでは燃費も悪そう・・・ まずはリアピースから開発です。 いろいろ考えて結局6種類のラインナップをいたしました。 皆様いろいろ好みがあると思い、私も同感で、もう考える限り全部を作ることにしました。 まずはバンパー無加工ノーマル形状ボルトオンタイプ |
ZEES EX. 130φ & 115φ カールテール | |||||||||
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※音量参考数値:約86db前後 | |||||||||
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VELSS 122 x 80 オーバル | |||||||||||||||
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※音量参考数値:約86db前後 | |||||||||||||||
そしてスポーティー砲弾タイプ グランブルシリーズ(こちらはノーマルの耐熱版の取り外しが必要です) | |||||||||||||||
Gramble EX. & Gramble Ti 115φ スラッシュカット | |||||||||||||||
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平成21年度以降の新規登録車に付きましては、 テール先端が2.5Rのカール形状になります。 新保安基準適応の為で御座います。 |
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※音量参考数値:約87db前後 | |||||||||||||
テールが交換可能のGramble X、テールが交換可能 & チタンテールGramble X Ti | |||||||||
Gramble X 115φ スラッシュカット | |||||||||
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※音量参考数値:約87db前後 ※最大7cm程スライドします。 |
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平成21年度以降の新規登録車に付きましては、テール先端が2.5Rのカール形状になります。新保安基準適応の為で御座います。 |
ここまではバンパー加工が必要ないタイプでボルトオン装着が可能です。 ここで音や性能についてのこだわりの開発をお話します。 もともとセルシオなどに搭載されているV8エンジンでV型独特の低音しか鳴らない、良い音の鳴らないエンジンですが、やはりオープンスポーツカーなので心地よい高音の奏でる音にしたいと思い、色々もがきました。 ただのストレート構造では重低音で低中速のトルクが無くなってしまいます。(しかし市販のほとんどのマフラーはこのタイプです)そこで排圧を稼ぐための2重官オリフィス構造にし、更に2重官オリフィスによって排圧が跳ね返って戻ってきた場所に膨張室を設けました。(膨張室は左右の排圧を等しくするためバイパスの穴が左右の排気が干渉しない部分に開けられています。なおグランブルシリーズのみ膨張室を設けるスペースがありませんでした。少し低音気味です。) オリフィスの口径は左右1本ずつなので片側2150ccの排気が通る径を計算し(温度によって体積は2乗に変化しますのでタイコ内部の温度を間違えると全然性能が出ません)溜める排圧を稼ぎ出すためオリフィスの長さを決定します。この辺の詳しいことは企業秘密です。その後マフラーを装着して試乗しまくります! それでもやはり思い通りの結果にはならないのでもう一度オリフィスの口径を変更しました。サーキットを全開で走るわけではないので私はアクセルレスポンス、低速、中速のトルク感、盛り上がり方、最後に高回転でしっかり伸びるかを確認します。 リアピースのみの交換ではこのマフラーの性能はほとんど出せず、大人しい音、そこそこの走りといったところです。(リアピースのみの交換の場合近接排気騒音は86〜88dB程です) やはり真価を発揮するためには中間パイプの交換が必要です。触媒後ろのバーがある部分、リアマフラー手前のバーがある部分が悲しいほど潰されており、この部分の改善が絶対に必要です。抜けが悪いというのはもちろんですが、せっかくオリフィスにより排圧を跳ね返してやりたいのにこの潰れの部分より跳ね返ってしまうのでリアピースのみの交換では性能が出ないのです。これでやっと本来の性能が手に入り、音質も激変いたします。V8エンジンからは想像出来ない甲高い音、思わずにやけてしまう位いい音質です。耳に残ってしかもこもらない絶妙の音です。(セットでの近接騒音は90dB前後です)是非是非体験してください。 | このページのトップへ | |
中間パイプ | ||||||||
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中間パイプ無しでもマフラーは取り付け可能。 |
そしていよいよ4本出しマフラーです。 私もそうですが、とにかくカッコよく、皆と一緒では満足できない究極のマフラーはやはり4本出ししかありません。しかしバンパー加工が必要ですし、切りっぱなしでテール部分の折り返しがバンパーに無いとカッコ悪いし色々な障害を乗り越えなければなりません。しかし、だからこそ究極のマフラーだと思います。 スポーティーなサイバーEXとお洒落でラグジュアルなディオスを開発しました。特にディオスは丸みを帯びているバンパー形状に合わせてテールの長さを段違いにしてあります。消音機内部構造は同じですので性能、音質はほとんど変わりありません。 私も日頃このDIOSSを装着し走っています。カッコいい、最高の音に満足し、心いくまで当社製品をお使いください。宜しくお願いいたします。 新商品アリッシュ、ブレデイスを追加致しました。サイバーEXではスパルタン過ぎ、ディオスではラグジュアリー過ぎと思われるユーザーにベストマッチです。お洒落なんだけどスポーティなテールデザインです。是非ご検討を!! |
Brediss 93 x 83 オーバルテール | ||||||||||
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オプションにてブラスト処理 ZEESロゴ 可能。 1箇所: \1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※音量参考数値:約86db前後 | ||||||||
CYBER EX 90φデュアルテール | |||||||||
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※音量参考数値:約86db前後 | |||||||||
VELDISS ヴェルディス 93 x 70 オーバル | ||||||||||
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※音量参考数値:約86db前後 | ||||||||||
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バンパー加工のしかたを載せておきます。 | |||
(左右を拡大加工するだけなので難しい作業はありません) | |||
Aは95〜100mmカット Bは120mmカット、奥にバックランプ取り付けフレームがあるのでそこまでギリギリに。 |
リアアンダースポイラー | ||||||||||
ソアラ装着例(2007年:オートサロンにて撮影) | ||||||||||
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無塗装、黒ゲルコート仕上げになります。 |
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レクサス装着例 | ||||||||||
最後にフロントパイプについてです。 やはり純正のパイプは潰れが多く、第3触媒後部フランジは75Φ相当の大きさがあるのに60Φ程の口径しか無く、これでは前に排圧は跳ね返っていきません。これももう作るしかありません。中間同様潰れのないロスの無い形状で解決です。 しかし、第3触媒が外れるため車検対応品では提供できません。最初はスポーツ触媒を装着し販売しようかと考えましたが、価格が非常に高価になる事と、触媒の在庫をかなり持つ必要があり、お客様と当社の財布を考慮して純正触媒部分はタイコとして販売することにしました。(いけないこととは思いますが、もともとフロント前に触媒がある為ディーラーではなく民間車検場でしたら知らないまま車検をパスしてしまうと思います。あくまでも自己責任でお願いします!) 中間程ひどい潰れ方ではない為走りが激変とまでは行かないまでも、やはり一度装着してしまうともう元には戻れません。(全てセットで近接騒音92dB前後) なおソアラとレクサスSCでは触媒が3個とも変わったため(排ガスレベルが4つ星になった)別設定で装着できないので気をつけてください。当社はどちらも設定があります! |
フロントパイプ | ||||||||
フロントパイプを交換する事によって第二触媒が外れる為競技用になります。両バンクに取り付いている第一触媒は残ります。 |
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保安基準適合品 VIA検査機間試験クリア | ||||||||
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今まで長い説明を読んでくださり有難うございました。しかしこれは私自身の主観に過ぎないと思われるお客様も当然おられると思いますので、パワーチェックをしてきました。ご存知の方もいると思いますが、オプション誌にて特集を組んでいただいた時にノーマルとリア、中間、フロントを装着した状態をパワーチェックいたしました。そこでの様子、グラフなどを載せたいと思います。 私自身マフラーメーカーを立ち上げる前まではTBと違いNAはせいぜい3〜5psもパワーアップすれば良い方だと思っておりました。なぜその様に思っていたかといえばやはり雑誌にそう書いてあったからです。雑誌を読んで知識が付いていたということですね。しかし実際現実にやってみると全然違います。TBは同じデータが出ますがNAはまったく違うことに最初は驚きました。特に当社が排圧をしっかり考え計算するようになってからです。2サイクルエンジン車の様に適正な排圧をエンジンまで跳ね返らせてやると、3Lクラスでは20〜30ps以上もパワーアップすることがあるのです。信じられませんがこれは凄い事ですね! さて、UZZ40のパワーですが、3速ですらリミッターに当たってしまい2速での計測となってしまいました。本来のミッションギア比1.0の4速での計測が出来ず申し訳ありません。参考程度にとどめてください。 |
UZZ40パワーチャック(ダイナパックにて計測) | ||||||
交換前 | 交換後 |
2速での計測なのでスピードが133Km/hとなんとも情けないです。 しかしそれでも10ps以上のパワーアップです。(4速なら倍の20ps以上は固いかな?)特に3,000回転時の10psUP,2キロトルクアップが当社マフラーの排圧管理を物語っていると思います。全域で乗りやすい、が当社のマフラーです。 4速で計測したほかの車種も載せておきます。ご参照ください。 |
GRS182ゼロクラウン(36psUP!!) | ZEES128 Will VS 1.8L(27psUP!!) | |||||
今後レクサスSCのリミッターを解除し再度パワーチェックをした時は新たにお知らせいたします。 リミッターを解除しパワーチェックしてきましたので新たに記載いたします。 まずフルノーマルは前回チェックしたため行いませんでした。その代わりフロントパイプ交換のみのパワーチェックと、フル交換の パワーチェックを行いました。 フロントパイプの触媒がはずれたらどれくらいパワーアップするのだろう?と疑問を持たれると思い、私自身同じことを思いましたので やってきました。触媒とパイプが合流する二股のつぶれが無くなりますのでそれの効果が期待できます。 |
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グラフでお分かりの通りノーマル246.3PS,フロントパイプのみ交換250.0PSになり、3.7PSのパワーアップとなりました。 |
そしてフル交換です。やはり期待通りの結果です。私の排圧理論、設計は正しかった!! |
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しかし本当はこの結果にも満足しておりません。20PS以上を期待しておりましたから。 でも皆さんお気付きでしょうか?ダイナパックでの後輪出力が263.8PSということはカタログ馬力は何馬力になるでしょうか?
皆様のご参考になれば幸いです。
今後とも当社製品を宜しくお願いいたします。 乱筆お許しください。 |
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株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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