MERCEDES A45 AMG
メルセデスベンツ A45 AMG とうとうこの車が当社にやってきました。 さてまずはノーマルで少し乗ってみます。 |
試乗も終わりリフトアップしてノーマルマフラーを見てみます。 なんて太いパイピングでしょうか!ノーマルでオール75φもあります。しかもバルブが付いていて普段は左片側排気、回転が高くなるとバルブが開き右側からも排気されます。 |
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ここで疑問に思ったのですがエンジン始動時はバルブが閉じているはずで、それであんなに音が大きいのでしょうか?不思議です。それならば静音が出る左側で近接騒音レベルを一度測定してみようと思い測ってみました。 | |||
何と絶句の103dBもあります!これではうるさい訳で国の定めた騒音レベルをクリアーしていません。なぜこれで販売出来るのか疑問です。当社オリジナルは当然96dB以下になりますのでかなり静かなマフラーにしなければなりません。(余談ですが、輸入車は国産と違い騒音に関してはEUマークがマフラーに付いていれば日本の車検は自動的にクリアーします。また騒音レベルも当社での独自の測定であり国の定める試験場にての測定ではありませんのでご了承ください) 続いて中間部分を見て行きます。 |
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続いてフロントパイプ。 こればかりはいけません。半分ほど潰されていて狭いスペースを避けながら作られています。ここが狭いとそれ以降のマフラーはパワーアップできませんのでフロントパイプを別売で設定しようと思います。これを交換するとかなりパワーアップしそうです。 |
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それでは制作に入ります。
まずはパイプ径。ノーマルよりも太い76.3φパイプを使い極限の排効率を狙います。マフラー自体のキャパシティは500PSオーバーまで対応できる本気仕様です。 そして完成! 苦労しましたが納得のマフラーが出来ました。 |
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見てください、この極太のマフラーを!これはかなりパワーアップしそうです。 ノーマルの排気バルブは装着せず、初めから両側排気にします。この方が気分いいですよね。 そしてバルブの駆動モーターは配線を外さずに遮熱板に固定しました。信号が遮断されチェックランプが点灯もしくはコンピューターの中にエラー信号が残らないようにするため です。 |
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メインタイコ入口が右側にオフセットしているので同じ排気通路で作ってしまうと右側の方が排気量が多く出てしまい音量も右側が大きくなってしまいます。そのため左側の通路の方を右側より大きくして同じ音、排気流量になるように更に両方足し合わせて中間タイコ内部を通過する排気ガス容量に一致するように計算し、排気抵抗を一切作らずスムーズに抜けるように設計してあります。完璧な作りで完成しました。 | |||
価格はハーフステンレス338800円(税込)、オールステンレス437800円(税込)です。 今回は車検対応品のため排気バルブは使いませんでしたが後日に車検非対応のバルブ付きマフラーも販売します。バルブ側通路は直管ですので迫力の排気音を体感できます。競技用になりますのであくまでもイベントやサーキットでお使いください。 |
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それでは試乗に出かけます。 まずはエンジン始動時のバリバリ音が完全に消えて、これなら近所迷惑にならないです。そして静かです。ノーマフよりも一回り静かになって、それでも丁度いい音量です。気持ちよく乗るにはこれぐらいがベストでしょう。A180やA250よりは断然大きな音です。 そしてアクセルを踏んだ瞬間にノーマルにあったターボラグがほとんどなくなりました。思い通りの立ち上がりの良さです。低中速からレスポンスよく立ち上がってフルブーストになる回転数も低くなりノーマルよりも早くフルブーストになります。したがって全域で完全にパワーアップしていて気持ちいい!更にパワーが垂れ始める回転数も上に伸びているためフルパワーが長時間持続します。やはりターボ車は抜けのいい口径の太いマフラーが基本ですね。お手本通りのマフラーが出来、大変満足です。 しかし私自身まだまだ満足できません。なぜならこのマフラーの実力はこんなものではないからです。もっと高回転で伸びるはず。パワーアップするはず。しかもトルクの立ち上がりももっといいはずです。 そう、ノーマルの潰れたフロントパイプが排気ガスの抜けを邪魔していてネックになっています。これではこれ以上の伸びは見込めません。それならばフロントパイプを制作して行きます。 |
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狭いスペースに極太の76.3φパイプを通すのはかなり大変です。パイプベンダーで一度に曲げることが出来ず継いで溶接しながら完成させていきます。 そして完成! 苦労しましたが潰れの全くない完璧なフロントパイプが出来ました。 |
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価格はオールステンレスのみで98780円(税込)です。 |
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最後に試乗してきます。ワクワクします。 流石にフロントパイプ交換の効果は凄い!!鋭い立ち上がりでトルクもモリモリ付いて来ますのでこれは速い、そして楽しいです。高回転もタービンの限界まで引き出している感じでロケット加速が味わえます。これでブーストが0.2バールぐらい上がったでしょうか?限界のパワーアップを感じます。大満足のマフラーです。 今回は触媒がノーマルでしたのでコンピューター書き換えまではしませんでしたが、ノーマルコンピューターではこれが限界と思います。トップギアで全開しての最高速チャレンジでは燃料が足りないかもしれません。しかしノーマルはスピードリミッターが付いていますので真の最高速度は出せませんしここは日本、最高速度は100キロです。しかしサーキットや高速周回路で全開走行する業者の方がおられましたらその時はコンピューターの書き換えをしてから臨んでください。エンジンを壊しかねません。 最近A45のコンピューターが発売されましたが、ノーマルのブースト圧を2.2バールまで上げているようです。なんて凄いブースト圧でしょう!今の技術は凄いです。 ただジースプロジェクト製のマフラーに交換したら2.4バール位ブーストが掛かりそうですので必ずフロントからリアまで抵抗の無いストレート構造のマフラーを装着していますと言ってコンピューターを書き換えてください。くれぐれもエンジンを壊さないようにして楽しくお乗りください。それほどパワーアップするマフラーです。 |
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思い通りのマフラーが出来て大満足の試乗でした。A45オーナーの方当社製品を宜しくお願いいたします。 |
最後まで読んでくださりありがとうございます。 乱筆お許し下さい。 |
株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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