MERCEDES W117
メルセデスベンツ W117 (CLA) クラス 皆さんもご存じCLSの流れを組み入れたコンパクトクラスで初の新しいセグメントを開拓しようとするメルセデスの意欲作です。4ドアセダンでAクラスよりも20cm位は長いボディを持っているのに同一プラットホームで制作してしまう技術力に感心してしまいます。 まずはノーマルマフラーから。 なんと長いリアのオーバーハングでしょう!Aクラスと違いトランクルームのスペースが必要なためこんなレイアウトになっています。しかしリアタイコ前の部分はAクラスと共通みたいです。試に作ってみるとやはり同じ、これは開発が早そうです。 |
この車はノーマル状態でテールはディフューザーだと思っていましたがこれは間違いで四角いテールが付いております。この状態でマフラーを交換して純正テールを使っても交換したことさえ分からない見栄えになってしまうのでCLA45ルックに絞り開発していきます。 |
Aクラス同様簡単ではないのでプロのショップさんに交換を依頼してください。 リベットを取り再度リベット止めなのですが、メンテナンスを楽にするためネジ止めに変更します。 |
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ここでタイコ内部構造について書きます。 この車のエンジンは1600ccと2000ccの2種類で両方ともTBエンジンとなっております。したがってストレート構造を採用してパワーアップしていきたいですが、1600ccの方はあまり太いストレートでは抜けすぎになってしまいパワーが出ません。しかもパイプが右寄りからタイコに入る構造なので右側の消音をしっかりしないと音が消えません。難しいマフラーです。排気量をNAだと換算すると3000ccと3500ccくらいになるでしょうか。今のエンジンは排気量に見合わない小さなタービンを付けて中低速トルクを稼ぎTBラグを無くして、高回転はハイブーストにして稼いでいます。一昔では考えられないブースト圧でノーマルでも1.5バールほどあります。昔のエンジンならノッキングを起こし壊れてしまうのですが緻密な燃調と点火時期によって克服しています。 二重管オリフィス ボルトオン フランジ |
完成して乗ってきましたが、やはり全域でパワーが出ていて気持ちいい走りになりました。音は静か目で少し物足りません。しかし今の加速騒音を通すために仕方ないのと、今後フロントパイプ、スポーツ触媒を発売する予定なのでそれを交換するとかなり音が大きくなりますので、最初のステップはここまでとします。 |
最後に250 4マチックを制作します。 Aクラスと同じレイアウトでフロントにタイコが無く中間にタイコをセットします。プロペラシャフトがあるのでパイプの取り回しが結構厳しい。ノーマルはいたるところでパイプを潰して取り回ししてあります。 |
以上すべての種類を開発しました。すでに全車種に国の加速騒音試験を実施し認定が取れています。どうか安心してご購入ください。
最後までお読み下さりありがとうございます。 乱筆お許し下さい。 |
株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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