MERCEDES W204

 

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保安基準適合

メルセデスベンツ W204

メルセデスの入門にあたる車で、街中でもしょっちゅうお目にかかります。そのほとんどがC200コンプレッサー車。セダン、ワゴンを問わず本当によく売れている車ですね。

乗ってみるとエンジンパワーはそこそこですが、ドイツ車独特な硬質な足回り、ボディ剛性を持っており国産車とは一線を画した完成度で、さすがメルセデスベンツです。

そして当社シュレンザーマフラーを順調に開発しているとお客様から次々と要望がありました。

皆さん同じで「C63のルックスにしたい!」です。

調べてみるとアバンギャルドSを購入してリアアンダー部分をC63に交換。これはボルトオンで交換出来、価格もリーズナブル。そしてマフラーをC63と同じ4本出しへ交換しようとする時に問題が出て、マフラーが出ておりません。あっても純正を加工して取り付けるマフラーです。

何とか装着しても純正を切断加工しているので元に戻りません。しかも1.8LコンプレッサーまたはTBエンジンに開発されておらず、抜け過ぎになってしまい走りが余計に悪くなります。

これではいけませんし、ご要望も多い訳です。

そこで急遽C63ルックス用のマフラーも追加開発することにしてラインナップに加えようと思い、そしたら案の定私自身の思い入れも強くなり、専用ページを作ってしまおうとなり、今原稿を書いている所です。やればやるだけ面白い、良い車ですね!

余談ですが、あまりにも思い入れが強くなりすぎてしまい、私自身究極のC63に乗りたいと思い、中古市場を探し回りの末にとうとう購入してしまいました。この開発ストーリーを書き上げたらすぐにC63開発ストーリーに進む予定です。

それこそ究極のマフラーを作りますのでご期待ください。

さて私が作るのですから妥協など一切しませんし、渾身のマフラーを作って行きます。

当たり前の事ですが純正マフラーは切断しませんし、取り付けに加工などいりません。ボルトオンのマフラーをいかに作って行くか。また各排気量別のタイコ構造、排圧の管理を完璧にして、他にはない走りの気持ち良さ、うるさくないけど音の気持ち良さを徹底的に追い求め完成して行きます。

まずは純正ボルトオン、左片側出しから。

C200コンプレッサー、マイナー後のC200TB,C250TBが左片側出しレイアウトです。セダンとワゴンで全長が少し違いますのでそれぞれ完璧にマッチングさせてラインナップします。

テールは120mm x 80mm のビッグオーバル1本テール。テールの厚みの違いにより2種類ございますので(厚みの小さいTYPE BO、厚みの大きいTYPE BO2)お好みで選んでください。

純正バンパー車、スポーツパッケージ車(AMGバンパー)どちらも専用で開発、ラインナップがございます。

TYPE-BO2TYPE-BO2生産中止    TYPE-BOTYPE-BO

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次に片側デュアルテール。

これは純正バンパーが1本出し専用デザインなのでテール部分の拡大バンパー加工が必要です。開口部を広げるだけなので何も難しい事は無いと思います。

テールは真円90φデュアル(TYPE AR)、95mm x 80mm オーバルテール(TYPE O2)、85mm x 78mm スクエアデュアル(TYPE S)の3種類がありますのでお好みでお選びください。

         
 

TYPE-AR
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TYPE-O2
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TYPE-S
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そして左右出しです。

これはV6のC250,C300、マイナー後C350が純正でこの形状です。

したがってバンパー無加工(C350は開発中です)。ノーマル片側出し車も開発、ボルトオンでラインナップしましたので是非左右出しを装着してください!(右側はバンパー加工が必要です。)

テールは片側出しと同じ120mm x 80mm のビッグオーバル1本左右テール。テールの厚みの違いにより2種類ございますので(厚みの小さいTYPE BO、厚みの大きいTYPE BO2)お好みで選んでください。

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デフ横追加ステー

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テール上部に取り付け追加ステー

そして左右4本出しです。

C63バンパー用ではなくあくまでノーマル用で、純正バンパー加工さえしていただければそのまま装着できるお手軽な4本出しも開発しました。

テールは真円90φデュアル(TYPE AR)、95mm x 80mm オーバルテール(TYPE O2)、85mm x 78mm スクエアデュアル(TYPE S)の3種類がありますのでお好みでお選びください。

         
 

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TYPE-O2
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TYPE-S
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ここで走りや音に影響のあるマフラーの構造を説明したいと思います。

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皆様もご存じのとおりエンジンだけでコンプレッサー、TB、V6(2.5L、3.0L、3.5L)TBは出力の違いでC200,C250と多彩なエンジンがありますのでそれぞれ専用開発、専用構造のタイコ内部でない事にはパワーアップしませんし、音も全然違ってきます。私が作るのですから全て専用構造にしてパワーアップと音のバランスを徹底的に研究いたします。

当然TBはストレート構造。排気量に合わせてタイコ内部パンチング径を変えており、また片側出しと左右出しでは排気の通る体積が違う分口径を変えて各排気量に合わせて設計しております。それを崩すとパワーアップしませんので全て専用設計です。

 

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いよいよC63スポイラー用マフラーの開発です。

スポイラーの装着が、マイナー前は交換ボルトオンですがマイナー後は左右最前部の2ヶ所がリベットで止まっているのでリベットを取らなければなりません。ショップさんで装着をした方がいいと思います。

マフラーは他のとは違い外側にタイコスペースがあるにもかかわらずテール開口部が内側にある為にぐるっと曲げて持ってこないといけません。この部分だけでステンレス曲げパイプを8本も使います。

凄く手間がかかります。しかも右側内側テールは車体が出っ張っているためにクリアランスぎりぎりです。難しいです!AMGテールを見てみるとこの部分スペースが無い為に短いテールエンドを使って、カバーでごまかしています。ズルい!当社は短いテールはカッコ悪いので正当法でスペースぎりぎりで作っております。まさに腕の見せ所ですね!

こうしてやっと完成。私自身満足のいくマフラーが完成しました。

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うーん、カッコいいですね!

中間タイコ以降フル交換で、完全にボルトオン。専用設計でパワーアップとまさに完璧なマフラーが出来ました。皆さんもぜひ体験してみてください。

私ごとですが、これは流行りそうな予感がします!!

そして究極のパワーアップを狙いフロントパイプも作ります。

マイナー前モデルは純正触媒とフロントパイプが一体になっており、制作するにはスポーツ触媒と組み合わせて製作する必要があります。価格的に片側で15万円、V6左右もので30万円以上してしまいますので躊躇しております。

したがって触媒と別れているタイプのTB用でラインナップしていきます。かなりの効果が期待できますので皆様もぜひ体験してみてください。マイナー前オーナー様。ワンオフでの制作でしたらいつでもお受けしますのでスポーツ触媒と組み合わせた究極のフロントパイプを体験してみてください。

最後に本当にどれだけのパワーアップしたのか知りたくなりパワーチェックしてきました。

最初にお断りしておきますが、この車はお客様のオーナーカーですのでその場で何度も付け変えて、何度もパワーチェックとは出来ませんでした。したがってフロントパイプからのマフラー全交換のみのパワーチェックです。ご了承ください。

例によってメルセデスはシャーシーダイナモモードが隠されているのでこのモードに切り替え、各電子デバイスをキャンセルします。これは秘密ですので公にはできません。ご理解ください。

さてまずノーマルカタログパワーがCGI TBエンジンは184PSですので、ここの辛口シャーシーダイナモでは15%以上ロスしますので(これはエンジン以降ミッションを回し、プロペラシャフト、デフ、車輪を回し、最後はダイナモのローラーまで回しますので当然のダウン率です。逆にエンジンパワーがそのまま出る様では何らかの補正がしてあるのは明らかと言えます。)155PS位であるといえます。

そして計測されたパワーは、何と193.4PS!!これは凄い!!私自身驚きました。とはいえTBエンジン車ですのでマフラーを交換したため排気抵抗が減り、そのためにTBブースト圧が上がりパワーアップしたのでしょう。昔はTB全盛でしたからこんな感じでした。自分自身納得のパワーチェックでした。

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皆様のご参考になれば幸いです

乱筆お許し下さい。

 
株式会社 ジースプロジェクト

代表取締役  澤村 淳

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