フェアレディZ Z33 & Z34
保安基準適合 Z34新規制対応のお知らせ。 2010年4月以降に生産された車両に付きましては UZZ40に続いて日産Z33もスポットを当てて深く取り上げたいと思いこのページを作りました。最後までお付き合い宜しくお願いいたします。 今現在メーカーやお店のデモカーではなく誰もが購入できるスポーティーカーはこのZまでではないでしょうか。 さて、私が最初Z33を開発するときに思ったのがレイアウト、スペースの関係上どこのメーカーも似たようなマフラーしか出てこないだろうな、ということです。
まずノーマルのレイアウトは横置きタイコの横から入り、左右から排気するレイアウトです。まずこれが許せません。右側はストレートに排気され左側は180度反転して排気される。これでは音も、排圧も左右で同じになりません。 しかしながら悲しいですが他のどのメーカーもこのレイアウトです。そこで私はノーマルレイアウトのZEES EX.を開発するに当たり、横から入れるのではなく、タイコのセンターから入れるレイアウトにしました。これで左右の排気効率は同じで何より排気を180度反転させることがなくなり、パワーもレスポンスも断然いいマフラーを開発いたしました。 NAでは極太の76.3Φパイプを使いストレス無くメインタイコまで持ってきた上でタイコの中で2重管オリフィスを使用し、排圧を溜めるよう設計しました。それで当社ZEES EX.が完成しました。
2重管オリフェス
Z34の開発を終え、VQエンジンのあまりにも良い排気音にほれ込み、今回は排気音までお聞かせいたします。どうか最後まで読んでくだされば幸いです。 私自身最初にZ34を見た時は殆ど変わりの無いデザイン、スポーツカーでありながら環境に振ったエンジン特性など、あまり印象に残りませんでした。 しかし触れば触るほど元気を取り戻すエンジン、気持ち良い排気音、やっぱりZはZらしくしたくなってきました。何といってもジースプロジェクトの始まりはZ32からです。特別な思い入れがある車です。思いを形にして行きます。 まずノーマルレイアウトですが、配管の細さ、潰れなど純正独自の作りを除けばレイアウトは完璧な形をしています。私がスタビライザーまで交換して苦労して作ったM35ステージアのタイプBフルセットが最初から実現できます。さすがスポーツカーですね。 レイアウトは良いので後はフロントパイプのパイプ径、集合までの距離。中間の容量、リアタイコからの排圧管理をしっかりすれば、完璧なマフラーが出来ます。 Z34の場合は60φW→76φ→60φW→テールエンドとなり、ステージアと全く同じ排気レイアウト、排気効率を実現できます。 写真を何点か載せますので良くご覧下さい。(性能の良いマフラーは美しいですね!!) | このページのトップへ | |
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ZEES EX. | |||||||||
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当社マフラーでしたらどのタイプのマフラーを選ばれても装着可能 他社のマフラーですと未確認になります。 |
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Cyber GT-X & GT-X Ti | ||||||||||||||||||||||||||||
新規制認証取得 |
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Z34 スタンダード |
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サイバーTGに |
Z34の場合、平成21年度以降の新規登録車に付きましては、 |
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さて、ここからが私の、ZEESの特別な思いを突き進みます。 まずはやはり誰もとは違う、カッコいい4本出しです。皆さんもお分かりだと思いますが、Zのテールは左右の間隔が狭すぎでかっこ悪い、左右出しはもっと端からテールが出ていないと駄目です。 そこで排気効率のいい縦置きレイアウトでノーマルのテール位置の外側に4本出しの外側のテールを持ってくるように設計しました。 しかだってこのマフラーを装着するにあたり、遮熱版、フェンダー裏側のカバー少々を取り外す必要があります。更に当然ノーマルバンパーのテール外側を拡大加工が必要です。そこまでやって装着したら、やはりカッコいい!の一言です。更にバンパーを切っただけでは今一の見栄えを最高にする専用リアアンダースポイラーも開発しました。これでパーフェクト。見た目も音も、走りも全部を満たしたマフラーが出来ました。是非皆さんも装着してください!(近接騒音90〜92dB) |
Cyber EX. | |||||||||||||||
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無塗装、黒ゲルコート仕上げになります。 | |||||||||||||||
最後にやはりパワーチェックです。何を書かれてもやはりパワーUPを証明しないと信じられないと思います。ただ、レクサスと違いこのZは既に6万キロ走っており、新車状態とはかけ離れた状態だとご理解ください。 まずノーマルは209.9PS!こんなバカな?カタログ数値に遠く及びません。SCと同時にパワーチェックしたのでやはり相当エンジンがくたびれていると思います。そして交換後は220.5PS。10.6PSのパワーアップでした。走行が少ないエンジンでしたら15〜16PSアップでしょうか?今後走行距離の少ないZでもう一度パワーチェックしてみようと思います。 |
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先日ようやく再度パワーチェックをして来ました。 当社フロントパイプまでフルに装着した状態にて、更に走行が1万キロと少ない車両のオーナーさんがパワーチェックシートを持ってきてくれました。嬉しいことですね!! このグラフを見て本当に驚きです!VQエンジンが高回転域でパワーダウンしていません。パワーのたれが無く本当に凄い伸びです。そのパワーの伸びと音質を聞いてお客さんが皆集まってきたそうです。 VQエンジンはノーマル状態では高回転域が回りませんので、フロントパイプはこれを一番重要視して開発しました。 ノーマル触媒部分のフランジ径が50φしかなくこれを60φに、集合したら排気効率が落ちるので出来るだけ集合を最後にして何とか出来る範囲でギリギリまで太く、距離を稼ぎました。 したがってTBエンジンでも全くストレスの無く使用できるZEESフロントパイプが完成しました。 高回転域の伸びはもちろん、低速域から一つの谷も無くモリモリと湧き上がっていくパワーを感じ取っていただけたら幸いです。
最後までお読み下さり有難うございました。今後とも当社製品を宜しくお願いいたします。 乱筆お許しください。 |
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株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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