STAGEA M35
保安基準適合 日産 ステージア 販売台数は多いのに今一歩不人気で、しかもどの雑誌にも取り上げられない車ですが、多彩な車両ラインナップ、豊富な改造パーツと、どの方向にも改造できる素質を持った良い車です。私自身マイナー後の3.5Lステージアは、今まで乗ったどの車よりもパワフルでよく走り、何キロからでもアクセルを踏んだ瞬間に力強い加速をし、驚きました。はっきり言って、素人の人が不用意にアクセルを踏んでは危険なほどです。 これは低、中速トルクが豊富なエンジン、プラス、オートマチックの変速タイミングが極めてエンジン回転の高いところにセッティングされているからです。何キロからでも即座に2,000回転以上からの加速になり、最大トルク発生回転付近から加速し始めますのでパワフル何てものではありません!すぐに速度オーバー、危険です!!しかしその分燃費も悪そうです。トヨタ車もそんな味付けでしたら楽しいのですが・・・ ZEESでは以前から注目して色々なマフラーバリエーションを展開してきましたが、ここに来て画期的な構想が浮かび、車両を購入して開発を進めていくことにしました。 どうか最後まで読んでいただけたら幸いです。 フーガのページでも書いたのですが、アフターマフラーに交換すると日産VQエンジンは一番良い音、惚れ惚れする音が鳴りますので、これを殺さないよう開発していきます。 また、当初開発して行く時はそのラインナップの多さに戸惑い、開発が出来るか心配になってしまい苦労した記憶が蘇ります。何といってもマイナー前後でエンジンがガラッと変わって、更に2駆、4駆、アクシスグレードまで有るのですから、これ以上大変な車はありません。マイナー前後でタイコ取り付けステーの数、位置まで違いますので、発注するお店さん、代理店まで詳しく分からず、注文間違えをしてお客様にご迷惑をおかけした記憶が蘇ってきます。 そんなわけで、この車のオーナーは年式、グレード、車両形式は最低伝えないとマフラーが製作できません。 どうかその辺宜しく、です! さて、まずはノーマルマフラーからです。(近接騒音80dB) テール出口が下を向いているわ、最初からマフラーが左に傾いているわ、最悪にかっこ悪いです。しかもテールが短すぎです!! この辺をクリアーし、各エンジン、バンパーにマッチングさせまずはリアピースから作っていきます。マイナー前の2.5L(TB,NA)、3.0L、マイナー後の2.5L NA,3.5L、そして2駆、4駆。ノーマルバンパー、アクシスバンパー全て型取りしております。 対応しておりますのでご安心ください。 まずはリアピースマフラーから。(アクシスS以外は全てバンパー無加工で装着できます。) |
Gramble EX. & Gramble Ti 115φスラッシュカット | ||||||||
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※ 音量参考数値:近接約82db前後 | ||||||||
アクシスは EX., Ti 共に、 |
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Brase 122 x 80 オーバルテール | |||||||||||||||
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オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※ 音量参考数値:約82db前後 | |||||||||||||||
Premium HF 115φ カールテール | ||||||||
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※ 音量参考数値:近接約82db前後 | ||||||||
アクシスは左記金額プラス 5500円になります。 |
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VELSS ヴェルス 122 x 80 オーバル | |||||||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約82db前後 | |||||||||||||||
アクシスは上記金額プラス 5500円になります。 |
Brediss 93 x 83 オーバルテール | |||||||||||||||
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オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※ 音量参考数値:約82db前後 | |||||||||||||||
アクシスは上記金額プラス 5500円になります。 |
Arixsh 90φ 2重管デュアルテール | ||||||||
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※ 音量参考数値:約82db前後 | ||||||||
アクシスは左記金額プラス 5500円になります。 |
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Preceus 90φデュアルテール | |||||||||||||||
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オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※ 音量参考数値:約82db前後 | |||||||||||||||
アクシスは上記金額プラス 5500円になります。 |
VELDISS ヴェルディス 93 x 70 オーバル | |||||||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約82db前後 | |||||||||||||||
アクシスは上記金額プラス 5500円になります。 |
EU 85 x 80 スクエアデュアルテール | |||||||||||||||
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※ 音量参考数値:約82db前後 | |||||||||||||||
アクシスは上記金額プラス 5500円になります。 | |||||||||||||||
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ここで音や性能など私の開発の話をします。フーガと重複しますがご理解下さい。 まずは3.5Lをメインに説明していきますので宜しくお願いします。 もともと50エルグランドのマイナー後から搭載されたエンジンでVG時代とは違い、その走りの良さ、トルクの太さに圧倒され正直驚きました。しかも効率のいいマフラーに中間部分から替えていくとスポーツカー顔負けの最高の音を響かせてくれます。あの巨体がスイスイと走るパワーは常でした。ですから中低速トルクは何の問題も無いはずなので、更に一回りトルクを太らせ、高回転で気持ちよく伸びて(このエンジンは高回転が苦手です)本来持っている最高の音を出せるよう開発していきます。それでもどんなエンジンでも持っているパワーを引き出す排圧のかけ方は同じですのでトヨタの車と説明が重複します。ご理解ください。 リアピースのではあの音は出ず、性能もそこそこです。やはりフロントパイプの形状、集合部、パイプ径、中間部の巨大なタイコ部、パイプ径、消音機の構造にかなりの問題があり、排気効率を悪くしています。この辺全て煮詰めていきます! ただのストレート構造では重低音で低中速のトルクが無くなってしまいます。(しかし市販のほとんどのマフラーはこのタイプです)そこで排圧を稼ぐための2重管オリフィス構造にし、更に2重管オリフィスによって排圧が跳ね返って戻ってきた場所にある中間タイコには気を使いました。(ここで排気が膨張し、消音されると同時にフロントまで排圧が戻って行きます。中間タイコはその体積を計算し、内部パンチングパイプ径はその掛かる排圧を計算し、決定します。したがって全ての排気量で内部構造は異なります。そうでないと性能は出るはずがありませんから。) オリフィスの口径は片側出しは3,500cc、左右出しは片側1,750ccの排気が通る径を計算し(温度によって体積は2乗に変化しますのでタイコ内部の温度を間違えると全然性能が出ません)溜める排圧を稼ぎ出すためオリフィスの長さを決定します。この辺の詳しいことは企業秘密です。その後マフラーを装着して試乗します! 何て良い音なのでしょう!!さすがVQエンジンです。トルクもモリモリで坂道も少しアクセルを踏み込むだけで楽々登っていきます。しかしやはり思い通りの走りにならないのでもう一度オリフィスの口径、長さを変更し、もっと高速域を伸びるようにしました。 サーキットを全開で走るわけではないので私はアクセルレスポンス、低速、中速のトルク感、盛り上がり方、最後に高回転でしっかり伸びるかを確認します。 リアピースのみの交換ではこのマフラーの性能はほとんど出せず、大人しい音、そこそこの走りといったところです。(リアピースのみの交換の場合近接排気騒音は82〜83dB程です) やはり真価を発揮するためにはフロントパイプ、中間タイコの交換が必要です。特に集合部分の潰れ、細いパイプ径、抵抗のある消音機の構造などにより排圧が無くなってフロントまで跳ね返っていきません。したがって中間部分、フロント部分、全部作って行きます。 フロントパイプ60φW→76φ。中間部76φ→60φ。リアピースオール60φ→リアタイコの内部に2重管オリフィス構造と、完璧な構造を実現しております。皆さん是非ご体験を!これで真のV6エンジンのサウンドを、走りを体験できます。 アイドリングから違う排気音。アクセルレスポンス、トルクの盛り上がり、高速の伸び、最高の音と走りに満足し心いくまで当社製品をお使いください。宜しくお願いいたします。 |
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フロントパイプ | |||||||||
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前期型のNM35TB車は取り付け不可能になります。 ご了承ください。 |
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中間パイプ | |||||||||
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ここからが私の独自の考えです。 どうか最後までお読み下さい。 しかしノーマルレイアウトではこの辺が限界で、私自身全く満足できません。 本当はもっと排気効率を良く、抜けのいいマフラーを作れるのに、シングル出し片側タイコのレイアウトが邪魔をしています。上級車の様に左右出しならもっとパワー、トルクの出るマフラーが作れます。ですから製作してしまいます。 左右出しマフラー。やはりカッコいいし、憧れますよね!! ここで、トヨタ系の片側より途中で2本に分岐するレイアウトと、フーガみたいに中間手前から分岐して左右独立レイアウトの2通りが考えられますが、この車は前者のレイアウトを取らなければなりません。中間タイコ後のパイプ径が60.5φでは左右に振り分けたオリフィス径には限界があります。排圧を跳ね返せない!!なぜ60.5φかというと純正結合部のフランジ径が60.5φだからです。したがってこれ以上太くすることは出来ません。 しかし・・・よく見てみると・・・ リアの足回り全体はZ33、フーガ、V36スカイラインなどと同じではないでしょうか? それならば左右独立中間レイアウトのV36スカイラインのスタビライザーを取り寄せて、装着して、やっぱりすんなりボルトオンです。 これならばスタビライザーを交換すればフーガなどと全く同じ左右独立レイアウトが可能です。このエンジンの持っている限界のパワーを引き出せそうです。フロントパイプで一度1本に集合していますが、そこの径は76φあります!TBエンジンでもストレスの無いパワーが発揮できる径です。 したがって純正スタビライザー仕様の純正中間レイアウトの左右出しタイプAと、V36、フーガ用スタビライザー装着の左右独立レイアウトのタイプBを製作しました。 やはり音、エンジンの伸び、中間からの鋭い立ち上がり全てが別次元で体感できます。 タイプBで決まりですね!!(パワーチェックで本領発揮してもらいましょう!) ちなみにフロントから全交換タイプBで近接騒音は87〜88dBでした。 数値的には全然うるさくないですが、乗っているとかなり音が響いてきます。これはなぜ?と思ったのですが分かりました。 しかしステージアはバンタイプですのでマフラー音が室内に入り込んできてしまいます。ですのでフーガよりも大きな中間タイコを使用して排気音自体はフーガより小さくしないとなりません。それでも乗っているとフーガより大きいです。 なお、今回の開発で左右出しの車種ラインナップが充実しました。
マイナー前もTB以外は適合します。マイナー後は2.5L、3.5L共に適合します。 左右出しにした場合のマフラー取り付けステー部分の写真をアップしておきます。(右側部分)何も難しく無く、誰でも普通に取り付け出来ると思います。 前側部分はもともと有るネジ穴を使用し、後ろ側は牽引フックを取り外し、そのボルト穴を使用します。なお牽引フックは、フロント側は必ず必要で、無いと車検に通りません。リア側は本来輸出などの時の固定の為に在るようで、車検には関係ありません。この辺は直接運輸局に確認いたしました。ご安心下さい。 | このページのトップへ | |
Gramble EX. & Gramble Ti 115Φスラッシュカット | |||||||||||||||
タイプAレイアウト |
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タイプBレイアウト | タイプBレイアウト |
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※ 音量参考数値:近接約87db前後 4WD左右出しマフラー不可になります。 |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要です。当社にて在庫しておりますのでセットにてお求め下さい。 |
Gramble-X & Gramble-X Ti 115Φスラッシュカット | |||||||||||||||
テールがスライド可能なステンテールGramble X、チタンテールGramble X Ti | |||||||||||||||
タイプBレイアウト | タイプBレイアウト |
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※ 音量参考数値:近接約87db前後 最大6cm程スライドします。 4WD左右出しマフラー不可になります。 |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要です。当社にて在庫しておりますのでセットにてお求め下さい。 |
Brase 122 x 80 オーバルテール | |||||||||||||||
タイプBレイアウト | オプションにてブラスト 処理ZEESロゴ可能。 1箇所:\1320- 全てのテールに出来ます。 |
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※ 音量参考数値:約88db前後 4WD左右出しマフラー不可になります。 |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要です。当社にて在庫しておりますのでセットにてお求め下さい。 |
Premium HF 115φカールテール | ||||||||
タイプB |
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※ 音量参考数値:近接約88db前後 タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要です。 |
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VELSS ヴェルス 122 x 80 オーバル | |||||||||||||||
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※ 音量参考数値:近接約88db前後 4WD左右出しマフラー不可になります。 |
Brediss 93 x 83 オーバルテール | |||||||||||||||||
タイプA | タイプA |
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タイプB |
タイプB 純正バンパー |
タイプB リアアンダー装着 |
※ 音量参考数値:近接約88db前後 4WD左右出しマフラー不可になります。 |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要です。当社にて在庫しておりますのでセットにてお求め下さい。 |
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Arixsh 90Φ 2重管デュアルテール | |||||||||||||||||
タイプA | タイプB |
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※ 音量参考数値:近接約88db前後 タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要。 |
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タイプB 純正バンパー |
タイプB リアアンダー装着 |
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Preceus 90Φ デュアルテール | |||||||||||||||
タイプA |
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タイプB |
タイプB |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要。 |
※ 音量参考数値:近接約88db前後 |
VELDISS ヴェルディス 93 x 70 オーバル | ||||||||||
タイプA |
タイプB |
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タイプB |
タイプB リアアンダー装着 |
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※音量参考数値:約88db前後 4WD左右出しマフラー |
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タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要。 |
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EU 85 x 80 スクエアデュアルテール | |||||||||
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※ 音量参考数値:約88db前後 タイプB装着には純正スタビライザー13200円が必要。 |
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| このページのトップへ | 私自身毎日このタイプBを装着して通勤しております。何て良い音なのでしょう! そしてパワフル、言うことありません。しかし最近パワーに体が慣れてしまい、これが普通に感じてしまっています。 最後に専用リアアンダースポイラーを製作します。 やはりマフラーが下から出ているんではカッコ悪いです。直線的なステージアがグラマラスに見えるように製作します。 この後、マイナー前用のリアアンダーも製作しますので、どちらも設定します。 |
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リア アンダー スポイラー | ||||||||
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さて、最後にパワーチェックに行って来ました。 マフラーの種類が多いので、一杯積み込んで、その場で何度も交換し(熱いです!火傷しそう!!)最後まで計測してきました。 なお事前にリミッターカット、純正交換タイプエアクリーナーを装着しています。 パワーチェック当日は雨のため湿度が高く、少々不利な条件での計測となりました。今年は梅雨が全然明けないので仕方ありません・・・ まずはノーマルマフラー。 これはどうして?と思ってしまう226.6PS。車両が中古で55,000キロ走っていますが、それでもこの馬力は低すぎます。以前計測したZ33もこんなもんでしたから、VQエンジンは高回転が苦手なんでしょうね。
次にリアピース交換。 予想通りの結果で227.6PS。1馬力しか上がっていません。この車の中間タイコを見た事がある人なら納得だと思います。あんなに大きい、排気効率を殺してしまっている中間タイコの後ではこんなもんでしょう。
更に中間タイコ交換。 やはり思ったとおりです。233.1PS。これで初めてVQサウンドが聞けるようになります。
次にフロント+タイプAマフラー。 今度は全域でパワーが盛り上がっています。238.1PS。やはり容量が増えたリアタイコがこのパワーを出しております。しかし綺麗にパワーアップして行くものですね。私自身驚きです。
最後にフロント+タイプBマフラー。 更に高回転のパワーアップがお分かりだと思います。246.9PS。全部を重ねたパワーグラフを載せておきます。配管の径、容量。タイコの容量。そしてマフラーの排圧。この車の限界に達していると思われます。ここから更にエキマニ、ハイカム、吸気系をチューニングして行くとこのマフラーの真価が発揮できると思います。計算上まだ実力を出しておりません。
満足のいく結果でしたが、カタログ数値280PSには遠く及ばない数値に首を傾げ今回のテストを終了しました。
皆様の参考になれば幸いです。 乱筆お許しください。 |
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株式会社 ジースプロジェクト 代表取締役 澤村 淳 |
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