MERCEDES W222

 

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メルセデスベンツ新型SクラスW222

世界の自動車の頂点に君臨するメルセデスのフラッグシップカーです。全てにおいて妥協なく最新技術を満載して時代の先端を走り続ける、夢を叶える車でもあります。次回のフルモデルチェンジでは遂に自動運転が実現するかもしれません。そんな高級車ですがマフラー交換において車格を損なわないよう渾身のマフラーを開発したいと思います。

どうか最後まで読んでくだされば幸いです。

エンジンは278型4.6Lツインターボ。これは先代モデルからSLクラス、CLA、Eクラスと幅広い車種に搭載されており当社にもデータがありますのでスムーズに開発できそうです。

まずはノーマルマフラーから。

やはりひどい潰れ方をしていて排気効率が悪そうです。今回のSクラスはボディ剛性向上のためアンダーバーがかなり追加されておりそれを避けるために中間部はおろかリア部まで潰されています。

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まずは純正結合部分ですが、左右とも同じラッパ状のジョイントが使われています。これでは左右のバランスが取れないのですが、このマフラーは右側と左側が完全に別体の構造をしています。さすがこれなら完璧、しかしこれでは走行中にマフラーが傾いてしまうのですが、これはリアのステーで完全に防止しています。更に完璧な作りです。
ジョイントは新設計して制作しました。

潰れなくリアまでスムーズに排気を通すのですが、スペースが狭いため苦労します。また一体構造の純正から2分割タイプにして整備性を良くしたいのですが、フランジを入れるスペースもあまりないので苦労しました。
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そしてリアタイコまで完成!MERCEDES_W222_08

ここから先は純正マフラーにバルブが装着されているので当社もバルブ付きマフラーを販売しようと思います。ここで思う事が、純正の負圧コントロールをそのまま生かしてオートにするか、やはり任意でリモコンにて開閉するか?せっかくのアフターマフラーですから自分でバルブを開けたいですよね?しかも開けたら純正みたいに分からない音ではなく明らかに音の違いを体感したいですよね?当然そう思いますので両方とも売り出そうと思います。しかしながらバルブを開いたら明らかに音量が大きくなるのですからこちらの商品は車検対応になりません。これが気になる方はバルブ無し車検対応タイプを販売いたします。

純正のコントロールを使用する場合2500回転くらいでバルブが開き、それ以下では開きません。リモコンコントロールを選んだ場合新たにエンジンの負圧を引き直し、ACC電源をコントロールソレノイドに持ってくる必要があります。プロのショップさんにご依頼ください。

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そしてバルブ付きのテール部分も完成しました。
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マフラーの価格は
バルブ付きハーフステンレス288,000円(税別)、オールステンレス378,000円(税別)
リモコン任意コントロール30,000円(税別)UPです。

早速試乗してきます。低速域は静かでバルブが開くと気持ちよく音量が変わります。しかしバルブ通路を完全な直管で作っているにしては音が大きくありません。これは中間、リアピースではこれぐらいの音量が限界な事と(ターボエンジンですから静か目になります)室内が世界一静かな車ですからなのでしょう。しかしパワーアップは確実に体感できやはり抜けが良くなった分ブーストが上がってパワーアップしたのでしょうね。気持ちよく走ります。
でもこれくらいでは満足できません。やはりこの車は大排気量ターボ車なのですからフロントパイプ、触媒を交換して真価を発揮します。私のSL AMGはコンピューターをセットして100PS近くパワーアップしましたので、この車でも70〜80PS近くパワーアップできると思います。開発していきたいと思います。
その前に63AMGルックを作りたいので制作に入ります。

やはり63AMG化は定番で皆さんが一番行うドレスアップです。早速パーツを取り寄せ制作に入ります。
なんとSクラス用はリアアンダー3ピース、テールカバー、ブラケットで280,000円(税別)もします。これは高い!このクラスの作りと品質では仕方ないのでしょうか?
パーツ点数が一番多くて複雑な構造で装着されていますので交換は大変な手間が掛かります。緻密な作りでピンの多い事!リベットの多い事!下手な作業では見逃して爪を折ってしまいかねません。ベンツに精通したショップさんにご依頼ください。

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足でトランクの開閉ができる為にセンサーが上下に付いています。そのセンサーも細かいピンでなんときめ細やかな作りでしょう!国産メーカーも見習ってほしいです。MERCEDES_W222_20 MERCEDES_W222_18 MERCEDES_W222_19
バックランプなどの配線が狭い所を通っていて無理に通すと潰しかねません。
そして最後にクロームのカバーをはめ込んだらアンダーは完成です。このクロームのカバー、一度はめ込んだら取れそうにありません。ノーマルに戻す依頼が来たら嫌だな〜。
そしてテールカバーを装着したら完成。63ルックになります。
更に63テールカバーにマッチするように専用テールパイプを制作します。 MERCEDES_W222_21
   
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63AMGタイプのマフラーの完成です。
さすがに格好いいです。

マフラーの価格は63AMGディフューザータイプで
バルブ付きハーフステンレス298,000円(税別)、オールステンレス388,000円(税別)
リモコン任意コントロール30,000円(税別)UPです。

更にバルブ無し車検対応マフラーを開発します。
後で国の加速騒音試験を受けに行くので音とパワーのバランスをよく考えて作ります。なにも車検対応だからといって無音に近いマフラーではつまらないし交換する醍醐味がありません。しっかり音が出る様に、しかも音量をクリアーするように、私の腕の見せ所です。
それでも2回作り直しをしてやっと満足のいくマフラーが出来ました。是非ご体験ください。

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MERCEDES_W222_27 MERCEDES_W222_28 試乗ついでに外での写真も撮ってきました。
マフラーの価格はノーマルディフューザータイプで
ハーフステンレス228,000円(税別)、オールステンレス318,000円(税別)
63AMGディフューザータイプで
ハーフステンレス238,000円(税別)、オールステンレス328,000円(税別)です。
さて、いよいよフロントパイプの制作に入ります。
この車は中間、リアの部分にバイパスパイプが無いためフロントパイプにあります。しかも先代と違いステーも多く本当に真剣な作りです。しかしこの複雑さのために外しにくいといったら尋常ではありません。脱着工賃だけでも2万円以上は掛かります。
ほとんどのベンツのフロントパイプはAFセンサー、O2センサーのカプラーがミッション下にありすぐに外れるのですが、この車はミッションの上にあります。全く手が入りません。仕方ないのでエンジンルーム側からトライしようとしましたがエンジン、補機類がぎちぎちに詰まっており全く手が入りません。仕方ないのでフランジ、ステーなどのネジを取り少し降ろしてスペースを確保しながら手探りで外します。配線が切れてしまわないように手が入るスペースを確保しながら、この状態ではカプラー部分を目で見て確認しながら出来ませんので手探りで外します。私自身数多くのメルセデスに携わっていたためカプラーのピンの向き、外し方を熟知していたため外すことが出来ました。本当に大変、手が血だらけになりました。慣れていないと強引に外したり、センサー類を傷つけたりしますのでメルセデスの整備に精通しているショップさんに依頼してください。
黄色とその隣の2か所がカプラーです。写真に撮るのも分かりづらいのでいかに厳しい位置にあるのか分かると思います。
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そして遂にフロントパイプが取り外しできました。

フランジはAMGとは異なり少し小さめです。新設計となりまた種類が増えました。
後はスポーツ触媒をセットして作っていきます。
そしてここでまた問題が・・・

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AFセンサーは良いのですが、後ろのO2センサーの配線の長さが足りません。純正は触媒の中にセットされていますがアフターでは触媒のすぐ後ろに持ってきます。この少しの距離が足りません。仕方ないのでセンサー配線延長加工します。熱処理を完全にしないと高温のため危険です。
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そしてやっと完成!!バイパスパイプをフランジで結び整備性をよくしました。

今までのメルセデスのフロントパイプと違いステーが純正状態で3か所もあり、非の打ちどころの無い純正設計になっております。したがって追加ステーなどは全く必要ありません。

この状態で取り付けしようとしたら右側は完璧ですが、左側が取り付けできません。AFセンサー台座が邪魔でフランジボルトが取り付け出来ません。そんな事分かり切っていますので慎重にAFセンサーの位置、角度を決めたはずなのに、です。
仕方ないので一度溶接を外し角度をずらして再度確認しました。これで大丈夫、簡単に取り付け出来ます。この車は本当に難しく、1点のみの位置、角度で決めないとフランジボルトが締まりません。狭くて見えない上にスペースもギリギリ、フランジボルトも30cm位のソケット延長棒が必要です。
苦労しましたがこれでやっと完成しました。
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価格はスポーツ触媒付きフロントパイプが348,000円(税別)、O2センサー配線延長が15,000円(税別)、マフラー脱着工賃が24,000円(税別)です。
     
全てが完成し大変満足のいくマフラーが制作出来ました。苦労した分喜びも大きいです。きっと皆さんがご満足していただけると思いますのでどうかよろしくお願いいたします。
さてエンジンを掛けた瞬間から明らかに違う排気音、音質!これは触媒、フロントパイプ交換でしか得られない音質です。排気音も高まり、私自身の胸も高まります。
ここでアクセルを踏みたいのですが、いけません。この状態で全開をしてはエンジンを壊しかねません。したがってコンピューターセッティングが必ず必要です。
考えてみても80PS近くパワーアップしてノーマルの燃調では燃料が足りません。後日コンピューター書き換えをして詳しく走りを報告したいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

乱筆お許し下さい。

 
株式会社 ジースプロジェクト

代表取締役  澤村 淳

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